気が向いたときに書くブログ

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建長寺から七里ヶ浜までの道のり

前回の続き

鎌倉から北鎌倉 〜七里ヶ浜を添えて〜 - 気が向いたときに書くブログ

前回は建長寺の庭園までで一度切らせて頂きました。今回は宣言通り半僧坊から始まります。

建長寺の最奥 半僧坊

ネット情報で天狗の像があり、進んだ先で海が見えると聞いていたので意気揚々と半僧坊へと向かいました。

時間の目安としては、半僧坊道と書かれた石から約15分くらいで天狗の像と出会うことが出来ますが階段をかなり登るので膝がガクガクします。若いうちに行きましょう。

道のりは階段を登っては少し開けたところに出たと思ったらまた階段をも登る。半僧坊はこれを何度もを繰り返します。途中蜂と何度か出会いました。自然豊かです。

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途中で葉桜になりかけの桜がありました。建長寺入ってすぐよりも人がいないのでゆっくりと眺めることができます。

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これは突如現れたカエルです。とても記憶に残ります。

天狗の像へと向かう道のりは石段が多くてそれなりの脚力が必要となります。歩くのがお嫌いな彼女さんを連れていくと喧嘩になりかねないのでお気をつけください。

 

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途中で見つけた綺麗な花です。

この他にも色んな花を道中見つけることが出来て楽しかったです。

とても残念なことに私は花の名前知らない女なので名前が分かりません。知っている方がいらっしゃればぜひ教えてください。

無事到着

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ようやくたどり着いた天狗の像です。

この他にもいくつかの像がありテンションが上がりました。高尾山を上ったときにも思ったのですが、私はどうやら天狗の像に惹かれるタイプの人間のようです。天狗の数え方が分からないのですが、一人一人表情やポーズが違うのが面白かったです。

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個人的にイチオシの天狗です。

タイトルをつけるなら「背中で語る」とかでしょうか。ダサいな。

天狗の像のあるところまで来れば、座れる場所がありました。自販機で紙カップの飲み物が買えますが、選択肢にスポーツドリンクやお茶、ミネラルウォーターは用意されていないのでご注意ください。コーヒーやココアが飲めます。ココアを飲みましたが沢山歩いたあとのココアはとても美味しかったです。

どうして起きた悲しいミス

途中コーヒー苦手なんだよねと話しながら間違えてコーヒーの入ったものを選んでしまうトラブルがありました。ギャグかよ。気をつけろよ。モカって書いてあったのにどうして私はコーヒーが入ってないって思ったのか。モカはコーヒーを意味すると物理的に再確認出来ました。

とてもありがたいことに、優しい友人がココアと交換してくれました。本当に感謝です。とても申し訳ないので、こういう気をつけているのにどこか抜けていてミスばかりしてしまう所をちゃんと直したいです。友人さん、本当にありがとう。

富士見台もありましたが、天気はぽかぽかなものの空にうっすらと白く雲がかかっていたための富士山は見えませんでした。空気の澄んでいるときに行けば見えるのだと思います。

天狗の像のあるところからだとまだよく海が見えないので奥へとさらに登っていきます。ここの階段がとても急で怖かったです。

途中でどこからか、桜の花びらが幻想的に舞い込んできて綺麗だったのですが残念ながらどこからのものなのかが分からなくて神秘性が増しました。

登っていくとすぐに海が見えて登りきったなという達成感がありました。具体的に上に何があったかといえばなにも見つけられなかったのですが、後で調べたところどうやらハイキングコースと繋がっているみたいです。

登ったからには下ります

足への疲労と達成感に浸かりながら来た道を戻っていきます。春の風景も素敵でしたが、どうやら紅葉が美しい場所らしいので秋にも行ってみたいです。道のりが険しいので若いうちに行きたいです。

ときどき現れる桜の美しさと緑の豊かさに触れながら帰っていくと不思議な場所が。

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入口に虫塚と書かれていましたがなんぞや。

気になって帰宅後調べてみたところ、昆虫好きの解剖学者の養老孟司が発案し、隈研吾が設計したものらしいです。文字通り、死んだ虫を供養するための場所です。

なぜ建長寺のなかに作ったのかは分からないですが、竹林のなかにいきなり現れるので面白かったです。デザイン性も高く、子どもが好きそうです。さほど広い場所でもないので覗いてみると楽しいです。

呆れられないか不安でしたが、プローモーションビデオが撮れるねと友人が言ってくれて一緒にはしゃぎました。共に楽しんでくれる素敵な友人がいるのがとても嬉しいので会う度に感謝しています。

さらば建長寺、桜の奇跡

建長寺は、他にもいくつか見てまわれる場所があるのですが足も疲れましたし、七里ヶ浜で黄昏れる予定があったので今回は全てを細かく見ることはしませんでした。秋の建長寺もみたいし、また来たいと思える素敵な場所だったので次の機会に持ち越しです。

帰りにいい感じの爽やかな風が吹いて桜が美しく舞っていたので「地面に落ちる前に桜の花びらを掴めると幸せになれる」というジンクスに挑戦してみました。人が少ないこの時期だから出来たのだと思います。何度かチャレンジして無事に掴むことが出来ました。

ちなみに、友人も挑戦したのですが彼女が手のひらで作った受け皿に導かれるようにそっと花弁が舞い込んで来たのでとても感動しました。手のひらに流れるように花弁が落ちる情景はドラマのワンシーンのようでとても美しかったです。

桜を捕まえることコツは、掴み取るように果敢に攻めるとその勢いで出来た風によって花びらはひらひらと逃げてしまうので、心を落ち着かせて手のひらに花弁を乗せるイメージでそっと手を天に向けて差し出すことだと学びました。この日の風が穏やかだったのも花びらを捕まえることの出来る条件のひとつだった気がします。

終わりに

さて、今回もタイトル詐欺で七里ヶ浜にはたどり着けませんでしたが明日は建長寺から明月院に向かう所を書いていこうと思います。この調子だと七里ヶ浜はその次かさらに次になりそうです。