気が向いたときに書くブログ

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私と甘酒

前回のお気に入りの飲み物 - 気が向いたときに書くブログで甘酒についてのお話を少ししました。今回は話し足りなかったので甘酒についてもう少し語ろうと思います。

私が記憶にある限りで一番最初に飲んだ甘酒は酒蔵の甘酒でした。記憶が鮮明ではないですが、ほんのりと甘くてとてもお気に入りの飲み物でした。今でもそのとき飲んだ甘酒が一番お気に入りの甘酒なのですが、幼い頃すぎてどこの酒蔵のものだったのか覚えていないのが非常に残念です。

次に飲んだのは缶の甘酒だったか、初詣のときに神社で飲んだ甘酒だったのか定かではないですが、その後何度か温かい甘酒を飲みました。

当然といえば当然なのかもしれませんが、酒蔵の甘酒の方が美味しくてがっかりを繰り返した記憶があります。理想の味があるのに何か違うもどきを飲んでいる。というのが、小学生頃の私の感想でした。今思えばなにを贅沢なことを、と思うのですが当時の私は初めて飲んだ甘酒への感動が大きかった分だけ「何か違う」と思うたびにとても悲しかったのでしょう。

それからしばらく甘酒は嫌いじゃないけど、あんまり進んで飲みたくない飲み物になりました。上の方は甘くて美味しいのに、飲み進めるとつぶつぶしたものが邪魔でしかも心做しか下の方はすっぱい気がしてがっかりしてしまう飲み物でした。

そんな甘酒が好きな飲み物に変わったのは、森永の青い缶の冷やし甘酒と出会ってからです。おそらく苦手意識よりも「甘酒=温かいもの」という常識が壊された衝撃とパッケージの可愛さに負けたのだと思います。

安易な表現ですが、初めて飲む冷たい甘酒はとても美味しかったです。今思えば、夏に脱水状態で飲んだから余計美味しく感じたのかも知れませんが、それはきっと記憶の端にあった酒蔵のお気に入りの甘酒を飲んだときと似た心の動きだったのだと思います。

その日から、酒蔵の思い出の甘酒だけが特別に美味しい唯一の甘酒ではなくなり、苦手意識が軽減されたことで他の甘酒もとりあえず飲んでみるようになりました。

正直、たまに「ハズレだな」と思う甘酒もあるのですが、現在では甘酒はお気に入りの飲み物の一つに仲間入りしました。

なので、今では初詣のときに外で凍えながら飲む甘酒も、春夏しか売って貰えない特別感のある冷やし甘酒も全て飲むと少し気持ちが上を向くお気に入りの飲み物です。

 

森永製菓 冷やし甘酒 190g×30本

森永製菓 冷やし甘酒 190g×30本