気が向いたときに書くブログ

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鎌倉から北鎌倉 〜七里ヶ浜を添えて〜

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はじめに

2019年4月7日(土)に友人と鎌倉へ行ってきました。

きっかけはTwitterで豊島屋さんの店内に特大レザー鳩クッションや鳩時計が展示してあることを知ってからです。これまでも、グッズの豊富さやお店の美しさ、お菓子の美味しさに惹かれて行ったことがあったのですが、レザークッションや鳩時計の存在には気が付かなかったので実物を見てみたくなったのです。

https://twitter.com/biwa_sashi/status/1105095374648176640?s=21

参考までにそのときのTwitterへのURLを貼っておきます。この方のリプをみるとレザークッションの方は自身でカスタマイズして作成出来るみたいなので気になった方はぜひ。

鎌倉駅から和食処ふくろうへ

今回はお昼を食べながらその場で当日の観光する場所の予定を立てることにして、11時30分に鎌倉駅で待ち合わせをしました。

鎌倉駅に着いた瞬間から人がたくさんいて、見つけられるか不安になったのですが無事に合流出来ました。

どこでお昼を食べるのかも決めていませんでしたが、せっかく鎌倉に来たのならしらすを食べたいよね!と二人揃ってしらすを望んだのでお昼はすぐに決まりました。どこのお店が美味しいのか分からないので、とりあえず前日のアド街でみかけた「和食処ふくろう」さんへ向かいました。

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食べログ「和食処ふくろう」

https://www.google.co.jp/amp/s/s.tabelog.com/kanagawa/A1404/A140402/14042854/top_amp/

タイミングがよかったらしく並ばずに入れました。

量もちょうどよく。温かいお茶を出してくれるのが嬉しいお店でした。お味噌汁が甘くて美味しいです。とても美味しくて二人で「これ何味噌かな?」と話していましたが正解はお店の人のみぞ知るです。

しらす丼が来るまでの間に向かう場所を話し合い、二人とも鶴岡八幡宮には行ったことがあったので「建長寺」と「明月院」と「七里ヶ浜」へ向かうことに決定しました。

長谷寺」も「明月院」も北鎌倉にあるので北鎌倉駅から向かってもよかったのですが、小町通りを覗きたかったのとお昼のご飯の選択肢を増やしたかったので個人的には鎌倉駅スタートでよかったと思います。

お昼を食べた「和食処ふくろう」は小町通りの奥の方にあるので、途中で気になったお店をお互い「あとでここ行きたいね」と話せたからこそ、この後小町通りに戻ってくるときにスムーズに回れたような気がします。

建長寺の桜

さて、お腹が満たされたところで向かったのは建長寺でした。友人も私もそこそこ体力に自信があったので徒歩で向かいました。

建長寺はある程度ひたすら進むといきなりどんと駐車場があり、建長寺があります。拝観料 500円を支払い、いざ出発!

ナンバリングのある「天下禅林」と書かれた白黒の紙のチケットが貰えます。「天下禅林」とはなんぞよと思ったのですが、裏にちゃんと「人材を広く天下に広め育成する禅寺」の意味ですよと解説が書いてありました。我が国最初の禅宗寺院である建長寺を象徴するお言葉みたいです。

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入った途端に美しいのが、両サイドに広がる桜並木です。この日はやや葉っぱ混じりの葉桜でしたが、葉の緑が差し色として生える色彩豊かで見事な桜は風が吹くとひらひらと舞い散り穏やかな雨のようでとても美しかったです。

あまりの見事さに本気で写真を撮りに行く人がいるからなのか、入口に「三脚を使った撮影は禁止」と書かれていたので人の流れを妨げないよう気をつけた方がいいかもしれません。

この日はもう葉桜になっているからか、もしくは駅から遠いからなのか人はそんなに多くなくてさくさく見て回れました。

入口の桜のトンネルを抜けた先にはとても立派な柏槙があり、幹の太さや木目の多さを見るだけでかなりの歴史を感じます。

建長寺 仏殿と法堂

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さらに奥には、仏殿と法堂があり仏殿は大きくて写真に上手く収めるのが難しいと友人が話していました。

学のない私は咄嗟に仏殿と法堂の明確な説明が出てこなかったので、こちらではコトバンクの説明を引用して載せておきます。

ぶつでん【仏殿】 寺院などで、仏像を安置し、礼拝するための建物。 特に禅宗では、本尊を安置し寺院の中心になる建物をいう。 本堂。

はっ‐とう〔‐タウ〕【法▽堂】
禅寺で、説法を行う堂。他宗の講堂にあたる。

法堂を「ほうどう」と読んでしまう迂闊さだったのでとても恥ずかしいのです。

仏殿は、厳かながらも若干廃人じみた穏やかな目をした本尊と天女と鳥とおぼしき木彫り細工が歴史を感じさせ天井はきっと金箔を復元させればとても神々しそうな絵がびっしりと広がっていました。

ここについても知識があればもう少し具体的な言葉で表現出来て、深く知ることが出来るのだなと思うと少し悲しく恥ずかしくなります。低知能でも神社仏閣について知れる分かりやすく優しい入門書のおすすめがあれば、どなたかおすすめを教えてください。

法堂には天井に「雲龍図」という素晴らしい龍の姿が描かれていました。私は日光東照宮にある鳴き龍が音と姿合わせてお気に入りなのですが、こちらの龍も見事です。

どうにかして感動を伝えたくて友達に伝えたのは「ドラゴンボールみたい」でした。あれです、神龍です。台無しです。2人で笑いました。写真はこの記事の1番上にある丸い龍のやつです。自身の語彙力の無さが恐ろしいですが、本当に美しいのでぜひ見に行ってください。感動します。

途中にしだれ桜とおぼしき木がありましたが、既に散ってしまった後でした。残念でしたが入口の桜が素敵なので全く問題はありません。次回はもう少し早めに来れば良いのです。再び訪れる楽しみが増えました。

禅の心を体感する心字池

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方丈の中にある庭園も見ました。「心字池」と言うらしいのですが、視覚で禅の心を体感するためのものみたいです。そして、真上から見ると草書体の「心」になっているらしいです。

情緒が足りないのか池をみただけでは禅の心がどんなものなのか、はっきりとした答えはでませんでしたが、とても美しく穏やかな気持ちになる素敵なお庭でした。大きすぎず、小さすぎずちょうどいいサイズ感でときどき聞こえる鶯の鳴き声に癒されます。

庭園のある方丈には靴を脱いで上がり、靴は盗難防止のため用意されているビニール袋に入れて持ち歩きます。床に直接足が触れるため床板の質感を足元から感じることが出来る素敵な建物です。

立派な木材で作られている床板は靴下を履いた状態でも木目の形をしっかりと感ることができ、とても長い時間の流れを体感しました。なので、私は庭園に向かうまでの道のみも含めて禅の心に触れることの出来る場所なのかなと思いました。

池の前には、背もたれのない長椅子が用意されていたので休憩がてら座りながらゆったりと鑑賞しました。こちらも人がさほど多くないためじっくりと心を落ち着かせることが出来ました。

庭園自体は、緑のシンプルな色彩に安心感を抱く優しい印象を持ちました。静かで美しく長閑で心がすっと和らぐので、感情が溢れてずたずたになったときに近場にこんな場所があり、黄昏れることができたら幸せだなと思う風景です。

謝罪

七里ヶ浜はおろか、明月院すら添えることが出来ませんでしたが、それなりに長くなったので今回はここで終了とさせていただきます。次回は建長寺から登っていける半僧坊をお届けしていきたいと思います。

リンク

半僧坊編

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